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口開ける金魚欠伸にちがひない
吉川正紀子
風鈴の百の共鳴百の揺れ
西野周次
まつすぐに日本の文化松の芯
工藤泰子
崩れ落つために高きへ噴水は
井口夏子
噴水は少しでも高い所へと勢いよく噴出する。より高きを目指すのが噴水の重要課題だと思っていたが、崩れ落ちるためだったとは発見である。
器量とは魚にもあり捨て鯰
久松久子
魚にも美人不美人鯰にも、というところか。しかし、鯰も虎魚もあの顔だからいい。ほっそりすっきりした顔の魚だけになると魚図鑑もつまらん。
白南風に乗りうどん屋のんの字は
桑田愛子
梅雨明けの軽やかな風に旗が揺れている。よく見ると「う」や「ど」よりも「ん」の字が一番風になびいている。文字からのインスピレーションだね。
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