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114回 俳句遊遊

104回 川柳天国


   
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第十三回滑稽俳句大賞審査結果発表
第十三回滑稽俳句大賞の大賞は、吉浦百合子氏の作品に決定致しました!
大賞 大 賞 吉浦 百合子(山口県)

お日様へじやんけんぽんと蒲公英咲く
風船を生きもののやうに子に渡す
春の風赤子のおなら持ち去りぬ
緑蔭のこの雄大な握り飯
声までもずぶぬれにして水遊び
心太すとんと噂つつぬけに
口開けてランドセルにも夏休み
木の枝にパンツの乾く水遊び
嬉しさの種とばしたる草の花
芋の露ひとつひとつが水の星


詳細および入賞作品はこちら   
 

第九回滑稽俳句協会報年間大賞決定!
 
天 賞 小林英昭(三重県)

   「木漏日になつて小分けをする冬日」

地 賞 田村米生(三重県)
 

   「噴水に合はす屈伸ストレッチ」

人 賞 山本 賜(東京都)
 

   「扇風機新しければその風も」


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今月の特選句

ねえみんなプールの帰り何食べる

谷本 宴

思い出のワンシーンだろう。会話体が素材そのものだから、場の臨場感がダイレクトに伝わってくる。余分なものがない。足りないものもない。

頭痛してちよつと幸せかき氷

木村 浩

頭痛は不幸なはずなのに、浩君は「ちよつと幸せ」と言っている。この頭痛は、いわゆる〝アイスクリーム頭痛〟だろうが、固定観念を破って斬新。

ファッションや女もすててこはく時代

山田真佐子

男性の下着のすててこが、いつの間にか女性の軽快なお洒落着になって、街頭を闊歩するようになった。色柄もさまざまで楽しい風景である。

天文の学者気分で外寝かな

髙田敏男

エアコンのない時代、寝苦しい夏の夜に縁側などの外で寝たりした。それが季語となった。満天の星々をつなげて図を描いていると学者の気分。

ビーチバレー足の裏まで日焼止め

浜田イツミ

弾むようにプレーしているように見えるが、実は砂が灼けて熱いからかも。足の裏まで「日焼止め」というより、「火傷止め」と言うべきだろう。

短冊に直訴のありぬ星まつり

峰崎成規

星への願いを短冊に書く。その願いは星に届けられる前に保護者が一読し、検閲を受ける。その工程をうっかり外れた短冊が笹にひらひら。


 今月の秀逸句  七七をつけてみました

 
 すててこが制服ステイホームでは 西をさむ
   ・・・制服は夜パジャマともなり
 
 しゆわしゆわとソーダ水のやうな人  久我正明
   ・・・しゆわしゆわいつか皺皺となる
 
 わが影や酷暑に耐えてついて来し  吉川正紀子
   ・・・わたしについて来るは影だけ
 
 梅雨明の畑の草よ撒かぬのに 田中早苗
   ・・・なんとか利用する手はないか
 
 あれもこれも減塩汗がうすくなる 大林和代
    ・・・人間力もうすくなりたる
 
 強がりやクーラー使わず健康と 金城正則
   ・・・熱中症にならんやうにね
 
 どれにしようかワクチン接種の半袖は 山本 賜
   ・・・めくりやすさを何度も確め
 
 初蟬のそうぞうしさがうれしくて 森岡香代子
   ・・・褒めるからほら図に乗るんだよ
 
 ぶんぶんと分相応の蚊の力 藤森荘吉
   ・・・多分そう蚊と思つていたが
 
 犬だけど少し気になる猫じゃらし 八塚一靑
   ・・・犬はじゃらしてもらえぬからに
 
 青大将古式泳法なれば金 柳 紅生
   ・・・首だけ出して手足使わず
 
 すぐ折れる孫の手造りうちわかな 柳澤京子
   ・・・あらら飾っておかなくちゃ
 
 翔平は投げて打つ我は蠅打つ 壽命秀次
   ・・・蠅打ちダービーあれば挑戦


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