2021/11/4更新 | ご利用にあたって |
お問い合わせはこちら 会員専用ポスト


   

116回 俳句遊遊

106回 川柳天国


   
俳句遊遊 バックナンバーはこちら 川柳天国 バックナンバーはこちら
 



第十三回滑稽俳句大賞審査結果発表
第十三回滑稽俳句大賞の大賞は、吉浦百合子氏の作品に決定致しました!
大賞 大 賞 吉浦 百合子(山口県)

お日様へじやんけんぽんと蒲公英咲く
風船を生きもののやうに子に渡す
春の風赤子のおなら持ち去りぬ
緑蔭のこの雄大な握り飯
声までもずぶぬれにして水遊び
心太すとんと噂つつぬけに
口開けてランドセルにも夏休み
木の枝にパンツの乾く水遊び
嬉しさの種とばしたる草の花
芋の露ひとつひとつが水の星


詳細および入賞作品はこちら   
 

第九回滑稽俳句協会報年間大賞決定!
 
天 賞 小林英昭(三重県)

   「木漏日になつて小分けをする冬日」

地 賞 田村米生(三重県)
 

   「噴水に合はす屈伸ストレッチ」

人 賞 山本 賜(東京都)
 

   「扇風機新しければその風も」


詳細はこちら   
 

今月の特選句

高鋏よろけて柿の空掴む

椋本望生

高鋏は使い方が難しい。何事も経験がモノを言うんじゃ。
逆光はいかん 。 爺 のやり方を見ておれよ 。
おっとっと、柿を採り損 ねて空を掴んだわい 。

コロナ禍のトンネルに入り穴惑い

青木 輝子

ほほう、これは新型の穴だな 。
探した甲斐があるというものだ。あれれ、この穴は奥が深いぞ。ああ、新型コロナのトンネ ルか。どうりで先が見えん 。

町人から武士に出世の秋刀魚か な

花岡 直樹

皆の者、控えおろう 。 店頭に秋刀魚様がお出ましじゃ。
これまで食い散らかされて辛い思いをしたが価格も高騰、
今や目黒の秋刀魚の名に恥じぬ 。

ピーマンと不仲の兄や唐辛子

岡田 廣江

お前たちは元々兄弟なのだ。DNAが同じだ。見た目は異なれど、それぞれに良さがある。喧嘩両成敗だが唐辛子に辛い点をつけさせてもらうぞ。

簡単な話もつれる夜長かな

藤森荘吉

「夜長」は豊かさのあるプラスイメージの季語。
しかし、現実は時間的余裕があるばっかりに、めんどうな展開に。「厄介な話をするなら短夜に」。

似て非なる余命と余生敬老日

田村米生

余生を楽しもうと思っていたら、余命いくばくもないということもある。かと言って余命だけを気遣う余生というのも情けない。


 今月の秀逸句  七七をつけてみました

 
 裂け目より地球を覗く椿の実 小泉和子
   ・・・覗かれてると気付かなかった
 
 口下手のゆび先上手に梨を剥く  壽命秀次
   ・・・お喋りさんは皮厚く剥く
 
 同居する息子夫婦は栗ごはん  赤瀬川至安
   ・・・爺と婆にはマロングラッセ
 
 生身魂資格試験のありさうな 井野ひろみ
   ・・・試験に落ちて若いままです
 
 伊予伊予に色づいて来し伊予蜜柑 金城正則
    ・・・果汁の甘さ汁人ぞ汁
 
 人類は土足で月の面汚す 小林英昭
   ・・・靴脱いだとて足の汚し
 
 熱の児にちょっかい出す姉猫じゃらし 石塚柚彩
   ・・・喧嘩相手がいないとさびし
 
 天海の島見当たらず秋の空 山下正純
   ・・・温暖化にて水没したか
 
 涙目が紅葉の散るを見て戻る 井口夏子
   ・・・散りゆく紅葉にわが身を重ね
 
 皮むきのご褒美ですよと栗ご飯 山内 更
   ・・・梨の収穫ご褒美はナシ
 
 我が庭にロックンローラーくつわ虫 浜田イツミ
   ・・・タップダンスの踵を鳴らし
 
 新米の違い分からずカレー掛け 伊藤浩睦
   ・・・米もコックも新米だべな
 
 ここだけの話にしてねお月様 鈴鹿洋子
   ・・・口止め料を月々払へ


ページの先頭へ